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前ページ次ページ異世界BASARA ラ・ロシェールに向かう道を、ルイズ達は馬で走っている。 とは言っても、馬に乗っているのは幸村、ギーシュ、氏政の3人で、ルイズはワルドのグリフォンに乗っていた。 「も、もう半日も走りっぱなしだ……どうなっているんだ……」 ギーシュは馬に体を預けたまま、1人呟いた。 「どうしたギーシュ殿!この程度で音を上げるとは!」 隣で走っている幸村が、ギーシュに激を飛ばす。 既に疲れ果てているギーシュと違い、幸村はまだまだ余裕という感じであった。 次にもう一方の、並んで走っている氏政に目をやる。 彼の顔は余裕というより、鬼気迫るような顔になっていた。 そしてその恐ろしい顔でワルドの背中を見ている。 「ぬぬぬぬぬぬ……許さん……許さんぞ、よくもわしの可愛いケティを……」 どうやら、今朝の一件の事を根に持っているようだ。 いきなり現れたワルドに、一瞬でケティの心を奪われたのがどうにも我慢できないようである。 気分は『可愛い孫を何処の馬の骨とも分からん男にぶん取られた』という感じか…… (あんな訳の分からん髭面の男に、ケティはやらんぞおおおぉぉぉいっっ!!) 氏政は心の中で叫ぶと、馬の速度をさらに上げた。 お前だって髭が生えているだろうに…… 「……か、彼等は化け物か?」 ギーシュはぐったりしながら、またポツリと呟いた。 幸村は魔法学院を出発してから、ルイズを見る度に気が気でなかった。 「どうしたい相棒?随分と穏やかじゃねぇな?」 そんな幸村の様子を見て、背中のデルフリンガーが声を掛けてきた。 「ルイズ殿とワルド殿、結婚はいささか早過ぎではござらぬか?ルイズ殿はまだ子供であるぞ?」 「あん?娘っ子はもう16だろ?それなら結婚できる年齢じゃねぇか?」 「そうは言うが……ぬぉっ!?」 幸村は何か言おうとしたが、ワルドの手がルイズの肩に触れたのを見てまた騒ぎ出した。 一頻り騒ぐと、幸村は静かになる。そこを見計らってデルフリンガーが喋り始めた。 「相棒、結婚して子作りすんのが人間ってやつだろ?まさか赤ん坊がどうやって出来るか知らないのか?」 「何を言っている、子供とは気合を込めれば天から授けられるのだろう?」 「………は???」 デルフリンガーは、自分の使い手が何を言っているのか理解出来なかった。 「拙者もいつかは気合を込めて子を授かるが……ルイズ殿ではまだ子を育てられんだろう?」 幸村は、子供とは気合を込める事で神様が授けてくれるものだと思っているらしい。 で、自分はまだ未熟だから呼べない。ルイズならば尚更だと、そういう事のようだ。 (……ダ、ダメだこの相棒……早く何とかしねぇと……) 背中のデルフリンガーは、自分の使い手であるガンダールヴの将来がとても不安になった。 「凄いな君の使い魔は。これなら今日中にラ・ロシェールに着きそうだ」 グリフォンに跨ったワルドが未だ疲れを見せない幸村を見て感心した声を出す。 「でも、少しペースが速くない?ユキムラは平気そうだけど、ギーシュがへばっているわ」 ワルドは一番遅れているギーシュを見る。 ギーシュは半ば倒れるような格好で馬にしがみついており、今にも落馬しそうである。 「ふむ……できれば港町まで止まらずに行きたいのだが……」 「馬で2日かかる距離よ?ユキムラの馬だって疲れてきているわ」 ルイズはさらに続ける。 「それにあいつ馬鹿だから『馬がダメなら自分の足で走るまで』とか言うかも……」 「やけに彼の肩を持つね。ひょっとして恋人かい?」 ワルドは笑いながら言った。 「そそそそんなんじゃないわよ!た…只、使い魔を置いて行くなんてメイジのする事じゃないから……」 ルイズは顔を真っ赤にして反論するが、次第にモゴモゴと口篭もっていった。 しかしワルドはそれ以上追及せず、そうか……と言って納得してくれた。 朝からずっと飛ばしてきた甲斐あって、遂にラ・ロシェールの入り口が見えてくる。 「皆!ラ・ロシェールの入り口が見えて来たぞ!」 ワルドが後ろの3人に告げた。 その瞬間、ワルドの横を猛スピードで何かが翔け抜けて行った。 「ひょーーーーーっひょっひょっひょっっ!!!!」 氏政だ、氏政が笑いながらワルド達を追い抜いて行ったのである。 「ひょっひょっひょっ!わしじゃわしじゃあ!わしが一番乗りじゃああぁ!!!!」 「ま……待って……主人を置いて行く使い魔がいるか……」 ギーシュは息も絶え絶えになりながらも、何とか氏政を止めようとする。 正にその時だった。 有頂天の氏政に向かって松明が降り注いだのは。 「し、しえええぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~!!!!!!」 いきなり飛んできた松明の炎に馬は驚き、その勢いで氏政は馬から放り出された。 そこを狙って、今度は何本もの矢が放たれた。 「ひぃっ!!」 氏政は情けない悲鳴を上げて顔を手で覆う。 ところが、矢は彼に届く事はなかった。 小型の竜巻が発生し、放たれた矢を明後日の方向に吹き飛ばしたのである。 「大丈夫か!?」 尻餅をついている氏政にワルドが声をかける。さっきの竜巻は、彼の魔法だったのだ。 「な、何だ?奇襲か!?」 氏政が襲われたのを見て、ギーシュが喚いている。 「おのれ……奇襲とは卑怯な!」 幸村は背負っているデルフリンガーと槍を掴むと、崖の上へ駆け上がろうとした。 ……ゴゴゴゴゴゴ…… しかし……そこに聞いた事のある音が響き渡る。 これを聞いた幸村は、ハッとして崖の上を見上げた。 「うわあああぁぁぁぁ!!!ボボボ……ボブだ!夜明けのボブだあぁぁ~!!」 次に聞こえてきたのは悲鳴。 さらに、竜巻が巻き起こったかと思うと、崖の上から弓を射っていた男達が転がり落ちてきた。 ―――この地響きみたいな音、それに“ボブ”ってまさか――― ルイズがある使い魔の名前と姿を頭に浮かべたその時。 昇り始めた月をバックにして、見慣れた巨人の影が浮かび上がった。 「タダカツ!?」 「おお!やはり忠勝殿でござったか!」 それはルイズの予想した通り、タバサの使い魔のボブ……改め本田忠勝であった。 忠勝は地面に降りて来ると、その肩から赤い髪の女性と、裸の男が飛び降りてくる。 「お待たせ♪」 「皆大丈夫かぁ!?助太刀に来たぞぉ~!」 女性は赤い髪をかきあげ、男は大振りな三叉槍を振り回して叫ぶ。 キュルケと前田利家だった。 2人の姿を見たルイズはワルドのグリフォンから降り、ツカツカとキュルケ…… ……ではなく利家の方に向かって行き、首根っこを引っ掴んだ。 「あんた喋ったわね?キュルケには言うなって言ったのに……約束を破ったわね!」 ルイズは怒りで体を震わせながら利家の首を絞め上げる。 「だ……だって飯抜きにするってキュルケ殿が!ぐ、ぐぇ……」 「そこら辺の動物でも捕まえて食べればいいでしょうがぁーっ!!」 「子爵、あいつ等はただの物取りだと言っていますが」 「そうか、なら捨て置こう」 尋問を済ませたギーシュの言葉を聞いて、ワルドはグリフォンに跨る。 男達はキュルケやタバサに罵声を浴びせていたが、忠勝が一睨みするとすぐ静かになった。 「今日は宿で一泊しよう。明日、朝一番の便でアルビオンに渡るぞ」 ワルドはルイズと一緒にグリフォンに跨り、幸村やギーシュも馬に乗る。 氏政は悔しそうにワルドを見ていたが、彼等が走り出したのを見ると、馬に乗って後を追い始めた。 「……な、なぁ……あいつって夜明けのボブだろ?」 「あれ?俺は死神ボブって聞いたんだが……」 「俺はボブ・ザ・アイアンマンと……」 残された男達が、去っていく一行を見ながら口々に呟いていた。 前ページ次ページ異世界BASARA
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[部分編集] http //www.nicovideo.jp/watch/sm11265633 投稿者コメント1.コメント2.コメント3.コメント この作品のタグ:第38回MAD晒しの宴 レビュー欄 咲は他のMADでちょっと知ってるくらいでしたので、比較版も見ました 意外な組み合わせだと思いますが、違和感がありませんでした 映像の切り替えに家紋が入っていたり細かいところにも工夫があって面白かったです -- 名無しさん (2010-07-08 01 12 25) 名前 コメント 第38回MAD晒しの宴
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◆WWhm8QVzK6氏 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 032 Magician’s circle アーチャー、御坂美琴、荒耶宗蓮 063 Noble phantasm 阿良々木暦、平沢憂 087 Only lonely girl 福路美穂子、片倉小十郎、ライダー 120 Parallel insistence C.C.、アーチャー 登場させたキャラ 2回 アーチャー 1回 御坂美琴、荒耶宗蓮、阿良々木暦、平沢憂、福路美穂子、片倉小十郎、ライダー、C.C. 氏に寄せられた感想 名前 コメント
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戦国BASARA2 セリフ集 戦国BASARA 名台詞集(名台詞スレのまとめ) アニキまとめ 今日もオクラ 濃姫まとめ 明智と愉快な仲間達 甘く柔らかに回天換地せん 義将妖妻まとめ
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脚本:高橋ナツコ/絵コンテ:佐野隆史/総作画監督:徳田夢之助、小林利充 かつて、徳川家康と石田三成が戦ったことで、生じた関ヶ原の巨大な亀裂。 時を経て、その亀裂は日ノ本の国を二分する象徴となった。 そして今、二人の約束の地で 天下をかけた戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。 ある者は、自らの人生を切り開く為、ある者は、宿命の好敵手と戦う為、ある者は復讐の為、ある者は絆の世を創るため……。 己のけじめをつける為、決戦に臨む一同。 (アニメ公式サイトより引用) +←箇条書き先頭のこの部分をクリックすると詳細が表示されます。 もう一度クリックで 閉じます。 ※このページでは検証目的で「戦国BASARA Judge End」(テレコム・アニメーションフィルム制作)の映像を一部引用しています。 サムネ表示なので、クリックすると大きめの画像へ飛びます。 ・以下アニメの疑問点を紹介 + 私怨まみれの関ヶ原 私怨まみれの関ヶ原 ナレーションでは「天下を賭けた戦いの火蓋が切られた」と説明がある。が西軍側で天下を念頭に 置いて戦う者はほぼ確認できない。 特に総大将の石田三成は8話の演説で徳川家康個人を倒した後のことは考えていないと宣言している。 何より前回まで各キャラの信条や信念に関する描写が薄く矛盾も多い為に、戦を勃発させた理由が曖昧で ただの私闘としか見えなくなってしまっている。 そして関ヶ原の地にかつて家康と三成が作った巨大な亀裂が日ノ本を二分する象徴となったとナレーションの 説明が有る。 しかしそれが周知の事実と思えるような描写がなく、いささか唐突感を覚える表現である。 また原作においては。かの地が物理的に二分されているわけではなく、この二人の「約束の地」であるがために最終決戦の場に 選ばれた事実もない。さらに魔王信長復活も関ヶ原に移動させられ、東西軍その他勢力図も原作と異なるため 非常にごたつき、全容が掴めない状態の演出となってしまっている。 + 「まるでお館様に見えるぜ、大将」 「まるでお館様に見えるぜ、大将」 西軍本陣にて幸村は「今は個々のことよりもこの大戦の流れに集中せねば」と自らを戒め、 それを信玄の様だと佐助に賛美される訳だが、その直後に「家康殿を超えることでお館様に報いる」 「道の先にいるのは政宗殿」と個人的な事情と思われる思考が前触れもなく現れ、直前のやりとりが あっさりと無意味なものになってしまっている そもそも家康が信玄を倒した訳でも無く、信玄は病気によって倒れたのであり、何故家康を超える事が 信玄に報いる事になるのかは謎であり、この一連の遣り取りやそれまでの行程から佐助が何をどう見て どう思っての「まるでお館様に見せるぜ、大将」なのかも謎である。 + 本陣から動かない政宗 本陣から動かない政宗 本陣に腰を据えて高みの見物状態の政宗に違和感しかない。 自軍兵を進軍させる様はアニメ過去回(初陣)の政宗を彷彿とさせ、原作においての伊達政宗は どこにも居なくなっている。 + 合戦場に入り込む鶴姫 合戦場に入り込む鶴姫 恋愛対象である宵闇の羽の人、風魔を追いかけて東軍陣内から合戦場へと入り込む等、非常に無謀な行動に出ている鶴姫。 7話の駿府城での行動といい、原作の鶴姫は世間知らずではあるものの、このようないささか厚顔無恥な恋愛脳ともとれるような 非常識なキャラとしては描かれていない。 また原作と違いアニメの家康と鶴姫の仲は決して良好とはいえないが、東軍本陣にいる徳川主従や伊達主従らが 完全な部外者であり、まだ年若い巫女でもある彼女が単独で自陣内に紛れ込み、さらに戦場のただ中に飛び出してゆくのを 黙って見過ごすことは考えられない。東軍本陣でいったい何が起きているのか。 + 日輪 日輪 原作においての毛利軍兵器「照日大鏡」「明日大鏡」を模していると思われる「日輪」だが 前者は鏡面から光線が出るが、後者は鏡面から光線が出たと思えば上空から撃ち落とす光線に なるという不思議仕様となっている。 そして中盤、対鶴姫に発動する際は鏡面からの直線描写となっている。 + 見逃される大友軍と酒井忠次 見逃される大友軍と酒井忠次 関ヶ原での大友軍の登場箇所は亀裂を超えた東軍側で本陣にも近い。あの見晴らしのいい戦場でどうやって 見つかることなくそこまで近づけたのか、なぜそんな無茶な策が採られたのかも謎であるが、それ以上に奇妙なのは 敵陣内で完全に孤立状態にあるにもかかわらず全く攻撃されない点であろう。 その上己の職務を放り出し、さらには大友軍に付いていったらしい酒井に対しても東軍は何の反応も見せない。 (項目:戦の最中に人生相談とレボリューション後、大友軍が引き上げるのと同時に酒井の姿は消えている) 彼に従っていたと思われる兵らは指揮官なしで西軍に攻め入り、目の届く距離であろう本陣の者達も沈黙したままである。 特に家康とザビー教(現大友軍)は過去に敵対関係だったことがあり、また酒井は直前に信頼をこめて見送ったばかりの幼馴染であるだけに まるで大友軍と酒井の存在が突然他のキャラには認識できなくなったとしか思えないような不可解な状況となっている。 そして宗麟が酒井の人生相談を聞き、肩を叩いて慰めた段階では二人以外の大友軍は消失している。 しかし酒井に洗礼名を与えたおよそ20秒後には、立花宗茂をはじめ大友軍一同が宗麟の背後にいつの間にか控えている。 このような演出には首を傾げるしかない。 + 口調のおかしい片倉小十郎 口調のおかしい片倉小十郎 原作において政宗に対しては基本極丁寧な物言いであるが、他武将に対して謙る言葉を使う事は 無い。しかし本陣において家康へ 「敵包囲を突破するには戦力が合いませぬ。このままでは勢いは劣るかと」 と発言している。まるで家康の家臣の如く、である。 + ジェットコースターカタパルトと人間大砲島津義弘 ジェットコースターカタパルトと人間大砲島津義弘 カタパルトからの発進という演出は原作でもされているが、アニメ内において過去カタパルトを使用した 発進の演出はされておらず、島津の人間大砲との対比の為か唐突にジェットコースターのレールのような カタパルトを使用した発進演出が唐突に加えられた事に違和感を感じる。 既に指摘されている事だが、忠勝の背中のバーニアは単なるリュックとなってしまっており、 動力は謎となっている。原作においては背中のバーニアを吹かして飛ぶ演出がされている。 そして忠勝が発進した後、島津は忠勝が空を制するのを制す為に、薩摩戦術の奥深さと称して砲身へとセットされ 人間大砲として発射されているが、原作にはそのような演出は勿論無い。BASARAらしいという声も有るが、アニメでの 演出は今までリアルに重きを置いているかのような演出だった為、人間大砲以外でも九話は非常に違和感を覚える。 なおカタパルトについてだが、走路が離陸速度の確保を阻害する様に湾曲した急勾配になっており、 あのような仕様では無駄に動力が必要になってしまう。普通に考えればあのような形状の走路は有り得ない。 + 戦の最中に人生相談とレボリューション 戦の最中に人生相談とレボリューション 酒井忠次はアニメオリジナルキャラクターであり、その設定として徳川重臣であり信条は「信じる!」と なっている。が、戦の真っ只中に敵軍大友宗麟に対して地べたに座り込んで愚痴を言い出すという 立場も信条も忘れ去られたような演出が取られている。 その後洗礼名「Revolution」として衣装チェンジが行われるのだが、上記と同じく何故今その演出をするのか 全くもって理解に苦しむという状況になってしまっている。 なお、洗礼名とチェンジ後の衣装は忠次に声をあてている西川貴教氏のいわゆる「中の人ネタ」となっている。 参考動画:ttps //www.youtube.com/watch?v=vBmU5v2EyxM(外部サイトになります) (T.M.Revolution Official YouTube Channelより) + 激昂する孫市 激昂する孫市 前回同様、孫市のキャラクター性とはかけ離れた演出となっている。 (詳しくは八話「激昂する雑賀孫市」項を参照) + 小早川軍鍋スライダー 小早川軍鍋スライダー 原作において鍋が武器の金吾だが、小早川軍の兵が鍋を使う事は無い。だが、なぜか金吾と兵が 丘上から鍋を使って戦場へとスライダー移動している。 + 家康との戦いを神聖視する石田三成 家康との戦いを神聖視する石田三成 戦場を荒らす天海らの報告を聞き、三成は「この私と家康との神聖な戦いすら冒涜するするつもりか!」と怒りを見せる。 しかしこの言い回しではまるで彼が家康と対等な戦を望んでいるかのようなである。 三成はこれまでのストーリーで家康を卑劣な裏切り者と見なし一方的な死を望んでいる。 ここでは「私の」神聖な戦いと呼ぶほうがまだふさわしいといえる。 + 合戦場の中央まで侵入するゾンビ軍と雑賀衆 合戦場の中央まで侵入するゾンビ軍と雑賀衆 西軍兵の三成への報告によると、天海らと織田残党のゾンビ軍は襲撃を繰り返したのちに合戦場のほぼ中央まで入り込んだという。 ゾンビ軍の行軍速度はおせじにも速いとはいえず、また非常に目を引く一団である。 大戦のさなかの混乱は有るだろうが、そこまで侵入を許す東西両軍の伝達網はどうなっているのか謎である。 そして地上に大きな災厄をもたらす魔王復活を阻止するため脇目も振らず天海を狙う雑賀衆だが、 事の重大性を認識しておきながら孫市らは東西軍どちらにも一報を入れることすらしない。 戦場で自軍ではない兵などいつ攻撃されてもおかしくなく、そうなれば無駄に兵を死なす可能性もある。 孫市らは天海たちゾンビ軍よりも先に関ヶ原に到着したようであり、警告や協力を求めるなどその場で使者を立てることも出来たはず。 仇である信長の事となると動揺しやすいのは原作でも見られる傾向だが、アニメでは直情が過ぎると思われる。 また家康とのわだかまりを解いた慶次が東軍に助力を頼んでもおかしくない状況である。 後に幸村と政宗の二人が唐突に関ヶ原の戦いを神聖視し始めて自主的に事態の解決に乗り出すが、 同じ戦場で共通の敵がありながら意思の疎通がろくに行われないため、それぞれの事情でばらばら動いているといった印象が残る。 + 天海(明智光秀)をかばう大魔の手 天海(明智光秀)をかばう大魔の手 原作においてそのような演出は無い。何より、原作3より魔の手は市の体から独立という形になっているが あくまでも魔の手は市が呼び出している。にも関わらず、天海を庇い市を逆さ吊りにする等、見方によっては あたかも魔の手の主が天海のようにも受け取る事が出来、違和感しかない。 原作市ステージにて大魔の手に逆さ吊りにされている演出が有るが、宙吊りから地面へと落ちた後に 大魔の手の小さい派生手が市を抱き起こす様な演出となっている。 + パニックに陥る市 パニックに陥る市 原作3宴において市は人を人として認識するのが難しい程の喪心状態に陥っているが、アニメにおいて 天海を見て直ぐに明智光秀だと察し、叫びだしパニックに陥っている。 原作において天海の事を光秀だと認識する素振りも有るが、名はノイズに掻き消され聞こえない演出となっている。 そして、織田信長を討ち取ったのは明智光秀だが、それに関して市がパニックに陥る理由が明確では無い。 + 部下になった真田幸村 部下になった真田幸村 序盤において三成から出撃を指示されたものの「武田は未だ動かぬ!時を見定める」と発し 武田の大将としての立場を演出しているようであったが、終盤突如 「石田殿!某に出撃をお命じ下され!」 と、三成の配下の如くな言葉を連ねるという違和感を通り越して困惑する演出となっている。 勿論原作にそのような設定も演出も有るはずが無い。 既に指摘されているが、幸村は武田の大将であり豊臣(石田)軍は同盟相手、軍門に下った訳でも家臣になった訳でも無い。 上へ 一つ前のページにもどる
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武将名 内容 真田幸村 味方の危機、急ぎ救援に向かう! 前田慶次 仲間は見捨てられねえ、行くぜ! 織田信長 死に抗うか…良いぞ 明智光秀 味方が襲われているようですね 石川五右衛門 どうしても逃げてる奴に感情移入しちまう 上杉謙信 慈悲により救出せん お市 必ず救い出します…どうか頑張って! 阿国 可哀想に。うちが助けてあげますえ くのいち 救援任務は、忍びの十八番なのだ 雑賀孫市 安心しな。味方は颯爽と救ってやるぜ 武田信玄 よし。風の如く味方を救っちゃうよ 伊達政宗 待っておれ、必ずや救い出して見せるわ! 濃姫 誰かを救うのね? いいわ 服部半蔵 救援する 森蘭丸 蘭が必ずお助けいたします! 豊臣秀吉 絶対救っちゃる! 諦めるんじゃねえ! 今川義元 まろが助けるの! もう安心じゃの! 本多忠勝 本多平八が必ずや救い出そう 稲姫 稲が助けに参ります! お待ちください! 徳川家康 かの者、何としても救わねば! 石田三成 目標を速やかに救出する。急げ! 浅井長政 困っている者は見過ごせぬ。必ず救うぞ! 島左近 絶体絶命、救い出すのが俺の軍略ってね 島津義弘 さて、かの者救い出してやらねばな 立花誾千代 立花は窮地の者を見捨てない、絶対にだ 直江兼続 窮地の友よ、義の兵が救いに来たぞ! ねね 大変! 急いで助けてあげなくっちゃ! 風魔小太郎 救い出してやろう… 宮本武蔵 俺の剣で助けてやる! 待ってろ! 前田利家 頑張れ! 絶対助けてやるからな! 長宗我部元親 聞こえる…救いを求める魂の、悲痛な叫びが ガラシャ 待っておれ! 必ず救い出すのじゃ! 佐々木小次郎 可哀想だ…斬って、え、救出するの? 柴田勝家 待っておれ、すぐ助ける 加藤清正 危ないな、救出するぞ 黒田官兵衛 目標を救出する 立花宗茂 助けてやらないとまずそうだ 甲斐姫 ゼッタイ助ける! うららららぁ~! 北条氏康 しゃあねえ、さっさと助けんぞ 竹中半兵衛 じゃあ目標を、ちゃちゃっと助けよっか 毛利元就 やれやれ大変だ、なんとか助けてあげたいね 綾御前 すぐに、綾が愛の手を差し伸べましょう 福島正則 連れに手ェ出しやがって、マジ許さねえ! 藤堂高虎 味方の救出が任務だ。速やかに遂行する 井伊直虎 大丈夫ですか、味方さん! すぐ助けます! 柳生宗矩 当然、味方も死なせられんよなァ 真田信之 味方が危機だ。救い出そう 大谷吉継 味方を救出する。そういう流れだ 松永久秀 目の前で死なれては、夢見が悪いのでな 片倉小十郎 簡単に申せば、友軍が攻撃を受けておられます 上杉景勝 …味方を救出する! 小早川隆景 見捨てられませんね、救出しましょう 小少将 救出したら、報酬は出るんでしょうね? 島津豊久 味方がやられてる! 助けに行くぞ! 早川殿 味方が襲われてるの? 助けに行かないと! 新武将(男・熱血) 味方を救出する! 新武将(男・冷静) 味方が危険か、救援の必要ありと認む 新武将(男・生意気) えー、後始末が僕たちの仕事ー? 新武将(男・老練) 仲間を援護する、いけるな? 新武将(女・活発) あの人を助けるのが私の務め! 新武将(女・冷静) これより友軍の救援に向かう 新武将(女・生意気) 助けなきゃ! 急ぐよ! 新武将(女・妖艶) 助けないと。放っておけないわ 汎用武将(熱血) 急げ! 味方を助けるんだ! 汎用武将(冷静) 参るぞ! 必ず救い出すのだ! 汎用武将(猪突) 武士の情けをもって救援いたす! 汎用武将(若輩) なんとしても助け出すのです! 汎用武将(老練) かの者ら、捨て置けぬな 汎用武将(猛将) 危ないぞ! 早う救出せねば! 汎用武将(知将) ほれ、助けにゆくぞ。味方の危機じゃ!
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メニュー トップページ 特徴 通常技・必殺技 コンボ 立ち回り キャラ対策 リンク 戦国basaraX公式ページ 戦国BASARA X(CROSS) BBS ここを編集
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1は、BASARA(無印)でも使われている台詞 2は、BASARA2でも使われている台詞 2外は、BASARA2英雄外伝でも使われている台詞 ギャラリー謙信(X) ギャラリーかすが(X) ギャラリー政宗(X) ギャラリー幸村(X) ギャラリー慶次(X) ギャラリー元親(X) ギャラリー元就(X) ギャラリー秀吉(X) ギャラリー信長(X) ギャラリーお市(X) ギャラリー忠勝(家康)(X) ギャラリー小十郎(X) ギャラリー半兵衛(X) ギャラリー他キャラ(X) 佐助、信玄 まつ 利家、濃姫、蘭丸、長政
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探し人は誰ですか ◆YwLV7iJ2fw 硬い剣戟が、連続する銃声が、人や獣や人ならざる者の咆哮が、そしてそれらが連鎖的に生み出す轟音が、宵闇の下で響き渡る。 そこに時折、完全にそれらの音に負けている波飛沫の音が混じる。 何者をも寄せ付けぬかのような音と、殺気と、闘気。それらによって島の東端の岩棚一帯は、隔絶された戦場となっていた。 そして、あちらこちらが抉られ、削られ、砕かれたた車道や岩石の惨状が、その戦場の尋常で無さを物語っていた。 何も知らない一般人が後でこの場を訪れようものなら、砲撃戦でもあったのかと思ってしまっても無理なからぬ程の有様である。 「Go to hell!!」 そんな戦場を生み出している原因の一人、奥州筆頭が伊達政宗が身の丈の二倍近くもある巨大な銀十字架を横薙ぎに振りかぶれば、 その一撃を軽くステップして回避してみせるのは、HELLSING機関が誇る最強の吸血鬼、アーカード。 振り切られた腕が戻る前にそれを切り落とさんと、一気に駆け寄って白銀の剣閃を走らせるが、それを読めぬ政宗ではなく、 十字架を振って生まれた慣性と遠心力に身を任せて斜めに跳躍し、その一撃を回避する。 その傍らで、アーカードの“飼い犬”(些か適切でない表現ではあるが)たる黒犬獣バスカヴィルが、政宗の従者、 “竜の右眼”たる片倉小十郎の身体を引き裂かんと爪を立てて飛び掛れば、 「甘い!」 小十郎は先の踏み付けの時と同じようにその一撃を跳んでかわし、再び着地と同時に機関銃の弾丸を、弾倉が空になるまで撃ち続けた。 だが、しかしと言うかやはりと言うか、黒犬獣にさしたるダメージを与えれたようには全く見えず、 またも不機嫌そうに低い唸り声をあげながら、小十郎を睨みつけてきた。 (…全く、躾けがなってねえ上に性質の悪い犬だぜ。やはり火縄じゃ分が悪いか? となると…) そう考えると小十郎は弾倉の交換をせずにそのまま機関銃を背負い袋に仕舞い込み、代わりに最後の支給品であるナイフを一本取り出した。 弾丸に余裕があるとは言え、それが一切合財通用しないとなっては、牽制にすらなりはしない。 となれば、リーチと火力が圧倒的に劣るとは言え、攻撃の手段を完全に変えた方が良い結果を生む可能性は高いだろうと彼は考えた。 何より、重火器と比べれば刃物の方が圧倒的に使い慣れているというのもあるし、このナイフ、実は一本だけではない。 背負い袋の中には、まだ数十本もの同じナイフが詰め込まれているのだ。 これは、このナイフの本来の持ち手であるとある洋館のメイド長が、普段から数十から数百ものナイフを一度に使っている事に起因している。 (さて、こっちが効いてくれればいいんだが、もしこれでも駄目な場合はどうするか…) 今現在こそ政宗小十郎も、それぞれアーカードと黒犬獣との1対1の状況になっているが、もし相手側が政宗に攻撃を集中させてきたら、 ナイフも黒犬獣に通じなかった場合、政宗を守りきるのは非常に非情に難しいと言わざるを得ないだろう。 最悪の場合、自分の命はここで捨てなければならないか…と、小十郎は重い覚悟を胸に、冷や汗が滲む掌を強く握り締めた。 「いいぞヒューマン。否、サムライと呼んだ方がいいか。こんなに楽しい闘争は久し振りだ!」 にやり、と鋭く伸びた犬歯を覗かせながら哂い、アーカードが賞賛する。 その表情には言葉通りの愉悦の色のみが浮かんでおり、怯えや焦り、恐怖と言った感情は、当然の事ながら一切感じられない。 しかし、それは相対する政宗にしても同じだった。 小十郎の悲壮とも言える覚悟と心境を知ってか知らずか、彼もまた、この常ならぬ闘争を心の底から楽しんでいた。 「それはお互い様だぜMonsterの旦那。こんな馬鹿げた戦場でなきゃもっと良かったんだがな。ついでに使い慣れた獲物がありゃ言う事無しだ」 「ハハ。全くだ」 政宗の常の獲物は、『六爪』と呼ばれる六本の日本刀。それを両手の指の間に挟んで振るう六爪流こそが、彼の本来の戦闘スタイルだ。 現在手にしている巨大十字架は、彼の膂力を以ってすれば扱う事自体に難は無いが、僅かずつながら過剰な疲労は蓄積するし、何よりやはり融通が効かな過ぎる。 特に、振るう度に過剰に発生する慣性は、政宗の動きに無視できないレベルのマイナスを科していた。 如何に眼前の相手に対してクリティカルな威力を叩き出すとは言え、彼からしてみれば、使い勝手は間違い無く悪い部類に入る。 一方、アーカードが普段使用しているのは、大口径の拳銃だ。 黒犬獣ら眷属による攻撃や、自身の身体能力に任せた“暴力”を除外すれば、基本的に中~遠距離での闘いを特に得手としている。 『心渡』の六尺半という、近距離向きともならぬ中距離向きともならぬ中途半端な長さもさる事ながら、 そもそもアーカード自体が、刀を振るうという行為自体に慣れていない。 その行為は正しく、眼前の相手こそが得意としているもののはずであり、それは即ち、相手に読まれ易過ぎるという事だ。 事実、アーカードも政宗も、これまでの相手の攻撃の半分以上は、受けず流さず、軌道を読んで回避していた。 そして、アーカードの方はそれとは別に、この闘争について、そして己の身に起きている異変について若干の危惧があった。 (傷の治りが遅すぎる……。ヤクモユカリと言ったかあの女、何か細工をしてくれたようだな…) セラスを庇った政宗の先制攻撃による一撃で抉られた肩口が、未だに回復しきっていないのだ。 既にこの傷をこさえられてから、二、三十分は経過している。 十全の状態の、ましてや夜のアーカードならば、「これぐらい」の傷ならば既に治癒しきっているはずなのに、だ。 (だが、それ故に楽しい闘争もある!) 「「!!!」」 ぶわっ! と、アーカードの放つ漆黒の狂気と凶喜が、一瞬だけだが政宗と小十郎をも気圧すまでに膨れ上がり、 そしてそれが合図とばかりに黒犬獣が今度は政宗へと、更にアーカード自身もまた、神刀・心渡を振りかぶりながら、 こちらは変わらず政宗へと向かって超スピードで突撃していった。 「政宗様!!」 威圧されて隙を生んだという不覚を恥じるよりも前に、覚悟を決めていた小十郎がバネ仕掛けのように政宗の前に飛び出し、 振り下ろされかけていた黒犬獣の両の前足を、ナイフの一閃で一気に切り落とした。 だが、黒犬獣の勢いそのものを殺しきる事はやはり叶わず、前足を失ってバランスを崩した巨躯に、思い切り圧し潰される形となった。 「ぐあ…っ!」 「小十郎!!」 ズゥン…と、重い物が大地に落下する音と、くぐもった小十郎の苦悶の声が、静寂の宵闇に響き渡る。 「チェック・メイトだ。サムライ!」 「しまっ…!」 漆黒の威圧。そして、眼前での己の従者の危機。一瞬の隙も、二度続けば充分すぎるものとなる。 迫り来る刺突に対し、回避は間に合わぬとの判断から政宗は十字架を盾代わりにして受け止めんと翳そうとするが、それも既に時遅し。 白銀に光る心渡の刃が、政宗の左の脇腹に深々と突き刺さった。 「ガッ…デム…」 ここに、闘争の幕は下りた。 ―――あくまでも、「この闘争の」だが。 心渡の刃は政宗の身体に突き立てられはしたが、背中側へと貫通される事も無く、 或いは一思いにそこから横薙ぎに胴体を両断する事も無く、肉と血管をいくらか傷付けるだけに留まっていた。 それでも軽症とは言い難いが、政宗の体力ならば反撃するに不都合は無い程度のダメージである。 「…どうした。トドメはささねぇのか…?」 「戯れが過ぎる所だったからな」 「どういう、事だ…」 「この戦場に於いてのマスターからの命はまだ受けていないからな。貴様達を殺していざマスターと合流した時、見敵必殺(サーチアンドデストロイ)と言われればいいが、 この殺し合いを止めろとでも言われようものなら、その命をまっとうする事は叶わなくなる。それでは困るのだよ」 「…テメェは…主の側じゃ…ねえのか?」 アーカードのその言葉に、いつの間にか黒犬獣が姿を消した事により解放された小十郎が、覚束ない構えでナイフを構えながら問いかける。 ナイフを握る手に込められた力は幾分も緩んでいないが、口調から感じられる切迫感は、先の絶叫の時と比べるとほんの僅かながら減じていた。 「従者の主の上に更に主がいるなど、組織ではよくある事だろう? サムライの君主よ」 「…Ha! 違いねぇ」 言われて自分達の従者の従者、すなわち共に戦場を駆ける兵卒達の姿が脳裏に浮かび、政宗は破顔一笑して肯定した。 そしてその笑みがそのまま、この戦いの〆の合図となった。 ◇◇◇ 「それじゃあこれからどうするんだい? Monsterの旦那よ」 戦闘後、互いに大きすぎる獲物を体内なり背負い袋なりへと収めながら最初に交わされた言葉は、 小十郎の手によって応急手当を済ませた政宗から、ようやく初撃の傷が癒えきったアーカードへの、そんなちょっとした質問だった。 勿論、戦闘を経て彼等の間に友情が芽生えたとか、それ故に相手の事が心配になっているだなんて甘っちょろい事はさらさら有りはしない。 寧ろ逆に、一つ間違えればまたすぐにでも戦闘が再開されかねない、一触即発の雰囲気はまだ充分に残っている。 政宗とアーカードにとってしてみれば「ちょっと冷静になった。闘争は後回しにしよう」と言うだけに過ぎず、 いつまた戦う事になるかも判らぬ警戒すべき相手が、これからどう動くのかという事が気になっただけと言っても過言ではない。 「私はここで我が従者を待つとするさ。ヤツがちゃんと働くか、或いはその前に運が良ければマスターがここに現れるだろうし、 何より、闇雲に探し回って逆にマスターと入れ違っても困るしな」 「道理だな。それじゃあ俺達は逆に動き回るとするか、小十郎。じっとしてるってのは性に合わねぇし…何より俺達も探さなきゃならねえ奴等がいる」 「御意」 「フ。どちらも重傷ではないとは言え、たいしたタフさだな。これだから人間と言うものは素晴らしい」 かくして、アーカードは己がマスターであるインテグラと合流すべく、またその為に従者であるセラスを待つべくこの場に留まる事を選び、 それとは反対に政宗達は、己の当面の目的の為にこの場を離れる事を選んだ。 「じゃあな旦那。運が良かったら……否、悪かったらまた闘(や)り合おうぜ。Good Bye」 「ああ。願わくばあの女の支配下にあるこの戦場ではないどこかでな」 【D-6/北東・路上/1日目-深夜】 【主:アーカード@HELLSING】 [主従]:セラス・ヴィクトリア@HELLSING [状態]:健康 [装備]:神刀・心渡@物語シリーズ [方針/行動] 基本方針:??? 1:セラスを待つ。 2:インテグラの命令(オーダー)を待つ。それまでは取り敢えず無闇に殺害はしないように努める。 3:政宗達を警戒。制限下から出られれば再戦したい。 [備考] ※参加時期は、北アイルランド地方都市ベイドリックでアンデルセンと対決した後。(1巻) ※再生の制限に気付きました。 ◇◇◇ 「さてとだ、小十郎」 「はっ」 アーカードが見えなくなるまで歩を進めてから更にしばらく後、政宗と小十郎は背負い袋から基本支給品である参加者名簿を取り出した。 アーカード達と遭遇する前に、地図や他の支給品ともども一度確認していたそれを再び開く。 二人の視線の先には、彼等にとってあまりに因縁深き名前が二つ、記されていた。 「織田信長……明智光秀……こいつらは“あの”信長と光秀なのか…?」 日ノ本に於いてその名を知らぬ者はいないであろう、第六天魔王織田信長と、その側近である明智光秀。 しかし彼等はついぞ先日、他ならぬ政宗たちの手によって討ち滅ぼされたはずなのだ。 その記憶は二人の脳裏にも鮮明に残っている。 「俺は確かに真田幸村と共に、信長を討った。…それは小十郎にとっての光秀も同じだよな」 「間違いなく」 自分達が殺したはずの者の名前が、今、同じ島にいる者の名前として記されている。 あまりにも不可解なこの事に、その真偽を疑うのは無理なからぬ事といえよう。 「だとするとこの人別帳か、或いは信長達自身全くのfakeなのか……閻魔様のもとから舞い戻ってきたか、ってトコか」 「後者だとすると俄には信じ難い事ですが…」 「考えてたって始まらねえ。兎に角二人を探して、偽者だったなら放っときゃいい。 だがもし本物だったなら……今度こそ確実に地獄の底まで叩き込んでやらねえとな! Aer you ready!?」 「はっ!」 【D-6/南東・路上/1日目-深夜】 【主:伊達政宗@戦国BASARA】 [主従]:片倉小十郎@戦国BASARA [状態]:左脇腹に中度の刺傷(応急手当済み) [装備]:伊達政宗の具足 [方針/行動] 基本方針:??? 1:織田信長と明智光秀が本物かどうかを確認し、本物ならば再度討ち果たす。その後の事は考えていない。 2:取り敢えず八雲紫の思惑に乗るつもりは無い。 3:アーカードを警戒。制限下から出られれば再戦したい。 【従:片倉小十郎@戦国BASARA】 [主従]:伊達政宗@戦国BASARA [状態]:全身に軽微の打ち身 [装備]:十六夜咲夜のナイフ@東方儚月抄、トミーガン、背負い袋(基本支給品)、 (以下背負い袋内)トミーガンのマガジン(.45ACP弾50発入り)×7、十六夜咲夜のナイフ×29@東方儚月抄、巨大な十字架 [方針/行動] 基本方針:政宗様を守る。 1:織田信長と明智光秀が本物かどうかを確認し、本物ならば再度討ち果たす。 2:取り敢えず八雲紫の思惑に乗るつもりは無い。 3:アーカードを警戒。 [備考] ※参加時期は両名とも、一期最終回後~二期開始前です。 【十六夜咲夜のナイフ@東方儚月抄】 紅魔館の瀟洒なメイド長、十六夜咲夜が愛用しているナイフ30本セット。特別な効果などは無い。 前:Studio D.IO! 投下順に読む 次:ルルーシュより、ずっとはやい!! 前:悲しみの翼 時系列順に読む 次: 前:Vampire Killer アーカード 次: 伊達政宗 次: 片倉小十郎 次: ▲上へ戻る
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前ページ次ページ異世界BASARA 「まさかミス・ロングビルが土くれのフーケじゃったとは…」 学院長室でルイズ達の報告を聞いたオスマンは首をひねりながら答える。 「どうせ色仕掛けにでも騙されてホイホイと雇ってしまったんじゃろ?」 「い、いやだって…尻を触っても怒らなかったのじゃぞ?気があると思うじゃろうが…」 言い訳をするオスマンに、氏政だけでなく、その場にいたルイズ達やコルベールも呆れて物も言えなくなってしまった。 オスマンはバツが悪そうに自分の髭を撫でる。 「と、とにかくじゃ、君達はフーケを捕らえ、2つの宝も無事宝物庫に戻った。これで一件落着じゃ」 その言葉にルイズ達は礼をする。氏政だけは胸を張った。 「フーケは城の衛兵に引き渡しておいた。今回の件は宮廷も高く評価しておる。」 「君達3人には王室から何らかの褒章があるでしょう」 「王室からの褒章ですか!凄い」 それを聞いてキュルケは嬉しそうに答える。 だがそれを聞いて、眉を寄せた者がいた。氏政である。 「ちょっと待て、3人という事はわしには何も無いのか!?」 ルイズもハッとして尋ねた。 「あの…ユキムラには何もないんですか?」 その問いに、オスマンは申し訳なさそうな顔になる。 「…残念ながら彼等は貴族ではない…だがわしは使い魔諸君の働きにとても感謝している」 「な、何じゃと!?わしがいたから盗人を捕まえられたんじゃろうが!!」 オスマンの言葉に氏政は噛み付いた。 「済まぬのウジマサ………しかしお主のやった事って後ろからの不意打ちだけではなかったか?」 「ふふふ不意打ちでもとどめを決めたのはわしじゃもんっ!!」 オスマンがなだめるが、それでも氏政は駄々をこねる。 これにはオスマンだけでなく、隣にいたコルベールも溜め息をついた。 そんな中、口を開いたのが幸村であった。 「構いませぬオスマン殿。主の手柄は仕える武士にとっても喜ばしい事、拙者は労いの言葉だけで充分にござる」 幸村に続いて利家も言った。 「それがしも別にいいぞ。褒美が欲しくてやった訳じゃない。それに、それがし不覚を取ってしまったからな」 それを聞いていた氏政はうぬぬ…と唸っていたが、しばらくしてがっくりと顔を下げた。 やれやれと、オスマンは安堵の表情を浮かべる。 「さて、今日はフリッグの舞踏会じゃ。宝も戻った事じゃし、予定通り執り行う」 「そうでしたわ!フーケの騒ぎですっかり忘れていました!」 キュルケが思い出したように叫ぶ。 「今回の主役は君達じゃ、着飾って存分に楽しむがよい!」 ルイズ、キュルケ、タバサの3人は一礼すると学院長室から退出しようとする。 「幸村、それと氏政殿。ちょっと待ってくれ」 ところが幸村達が出ようとした所で利家が引き止めた。 何でも、オスマンに聞きたい事があるらしく、2人にも聞いて欲しいとの事らしい。 ルイズ達に先に戻るように言うと、利家は扉を閉めた。 そして、机に座っているオスマンの方へ振り返る。 「どうやら、何か聞きたい事があるらしいの…」 「うむ、あの破壊の杖と…禁断の聖書についてだ…」 いつにもなく、真面目な顔で利家は言った。 「うむ、そなた等には今回の件で何も礼を出来ぬからのぅ、わしが知っている事ならば何でも話そう。」 それを聞き、利家は頷くと一呼吸置いてから言った。 「あれを持っていたのは…ザビーという南蛮人ではないか?」 「…何故あの男の名を知っておる?」 「それがし、一度会った事があるのだ。ただし、この世界ではなく日本でだがな」 幸村はこれで納得が出来た。 会った事があるのだからあの武器を知っているのは当然である。 だから利家は廃屋であれを見つけた時に驚いていたのだ。 「しかし、オスマン殿は何処でその南蛮人と知り合ったのでござるか?」 幸村の問いにオスマンはしばらく考え込むと、昔を思い出すように語り始めた。 「…あれは…そうじゃな、ちょうど10年ぐらい前じゃった」 その日、わしは森で強力なワイバーンと遭遇したのじゃ。 わしとした事が、不覚にも手傷を負ってしまっての。 その時、わしは死ぬのを覚悟した… 「ザ!ビイィィィィーームッ!!!!」 じゃが、わしの命運はそこで尽きなかった。 その男はまるで大砲のような武器を両手に持って立っておった。 それによってワイバーンは倒され、わしは助かったのじゃ。 男はボロボロで怪我もしておったので、わしは学院に連れて行った。 看護のおかげか、生命力が強かったのか、男は1ヶ月で元気になった。 その後も男はこのトリステイン学院にしばらく滞在する事となった。 「その頃からじゃったのぅ、学院で変な歌が聞こえると訴える生徒が出てきたのは…」 「変な歌?」 「いや、何でもない。話を続けるぞ。しばらく留まっていた男じゃったが、突然わしにこう言った」 『オスマンサン…ワタシは、ワタシはね、この世界の人間ではナイのですヨ。 別の世界からキタ…愛の使者なのデース!!』 男はその翌日に学院を去ると言った。 その時にわしは破壊の杖と禁断の聖書を貰ったのじゃ。 代わりに、男はマンドラゴラを大層気に入っていたのでそれをいくつか持って行かせた。 「…と、まぁこんな所じゃのぅ。わしとあの男との出会いと別れは…」 オスマンの話が終わった。 にわかには信じられなかった、自分達以外にもこの世界に来ていた者がいたとは… 「しかし前田殿、南蛮ではあのような武器を使うのでござるか?」 「うむ、他にも勝手に動くからくり人形もいて楽しかった…」 利家は奇妙な事に気づいた。 今の言葉を聞く限りでは、幸村はザビーと会った事がなさそうである。 ならば何故あのバズーカを使う事が出来たのであろうか? 「幸村、何故お前はあれを使えたのだ?」 「…それが拙者にもよく解らぬ。何故か使い方が頭に入ってきたのだが…」 「それはガンダールヴの力のせいじゃろう」 考え込んでいると、オスマンが口を挟んできた。 ガンダールヴ…確かフーケもその言葉を口に出していた。 「お主の左手の刻印、それは伝説の使い魔…あらゆる武器を使いこなすガンダールヴの印じゃ」 幸村は自分の左手を見る。 使った事のないバズーカを使えたのも、ゴーレムと戦っている時に湧き上がってきた力も… 全てはこの刻印のお陰であったのだ。 「さ、舞踏会の用意もあるじゃろう、戻ってはどうじゃ?」 オスマンはポンポンと手を叩き、幸村達に言った。 その言葉に、氏政は幸村と利家の格好を見た。 「そうじゃな、お主等の姿はこっちじゃ破廉恥な格好じゃからのう」 「何故だ?それがし全然恥ずかしくないぞ?」 「お主は良くてもあの娘が恥ずかしいじゃろうが!それ、早く戻って何か着てくるのじゃ!!」 半ば無理矢理に2人を追い出すと、氏政も学院長室から出ようとする。 ところがドアノブに手を掛けた所で、彼はある事を思いついた。 それは…オスマンに対する仕返し。彼の悪い癖であった…。 「…のぅオスマン、わしもお主に言う事があったんじゃ」 振り返った氏政は、妙ににやついた表情を浮かべていた。 「お主は今日のロングビル…いや、フーケの下着の色を知っておるか?」 「何を言っておる、今日はそのフーケの騒ぎで見てる暇など…」 オスマンはハッとする。 最終的にフーケを捕らえたのは氏政だと言っていた。 つまり、捕らえて無防備なフーケを調べる事が出来た。 ……という事は。 「ううう氏政!!お主まさか!?」 「フォーッフォフォフォ」 机から身を乗り出したオスマンを氏政はさも面白そうに笑う。 「お、教えてくれ!今日の色は…」 「教えてやらん!わしに何もくれん奴には教えてやらんもんね~!!!」 そう言って氏政は勢いよく学院長室から出て行った。 後にはオスマン1人が部屋に残っている。 「うぅ…くやしいのぅ…くやしいのぅ!」 オスマンの目から涙が流れた。 悔し涙など、何年振りであっただろうか… 前ページ次ページ異世界BASARA